術前後にタイミング療法、人工授精、生殖補助医療のいずれかの不妊治療を行った腹腔鏡下子宮筋腫核出術54例を対象に、術後妊娠率を調査した。その結果、術後妊娠率は63%(34/54例)であった。術前MRIで子宮筋腫による子宮内腔の圧排・変形を認めた群(24例)と認めなかった群(30例)の比較では、術後妊娠率は同等であった。術後妊娠群は非妊娠群に比べ核出筋腫重量、最大径が大きい傾向にあった。ガイドライン婦人科外来編2017にあるように、5〜6cmを超える大きな筋腫はもちろん、それ以下であっても不妊治療反復不成功であれば、子宮内腔圧排、変形の有無に関わらず腹腔鏡下子宮筋腫核出術を考慮しても良いと考えられた。
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Hara, S., Beck, W., Matsukawa, J., Sasaki, K., Mashiko, T., Sekigawa, K., … Asada, H. (2019). Impact of laparoscopic myomectomy on reproductive outcomes. JAPANESE JOURNAL OF GYNECOLOGIC AND OBSTETRIC ENDOSCOPY, 35(1), 103–107. https://doi.org/10.5180/jsgoe.35.1_103
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